工場が管理する生活拠点
工場の求人には寮付きを謳うものがあります。繁忙期に出される期間工に顕著な傾向であり、大人数の人員を確保するために遠方からの求職者を対象にした寮を提供しているのが実状です。寮があれば就業中の生活拠点が確保できることから、地域を問わず働きに出ることが可能になります。会社によっては寮費だけではなく、居住地からの旅費も負担してくれる所があるので働きやすいと言えるでしょう。
雇用期間が満了すると退去しなければいけない
寮付き求人は仕事と生活拠点の両方が得られる便利な働き方に思えます。家族単位での入居を受け付けている求人もありますが、一方で雇用期間が満了すると寮を退去しなければいけません。寮は会社で働く人を対象にした福利厚生の一種なので、雇用期間が満了すると利用資格が喪失するためです。そのため、家族単位で入居した場合、仕事が終わると住処も無くなってしまうことになるので慎重に判断しなければいけません。
負担する費用の割合は確認が必須
工場の求人で提供される寮の入居費は会社によって金額が異なります。また、働く人がどれだけ負担するかも会社ごとに異なるので事前の確認は必須です。一切の費用を会社が負担する所はもっとも稼ぎやすいと言えますが、このような求人は人気が高いので必ずしも採用されるとは言い切れません。寮費の一部を会社が負担と記している場合、働く人も幾らかは寮費を支払うことになりますが、その金額には注意する必要があります。寮費は無料でも家電製品など備え付けの備品を使う際に料金を請求するケースがあるので併せて注意します。
「大阪の寮の求人」で検索すると、製造業や倉庫業の求人で、寮ありのものが見られます。ひと昔前のような二段ベッドの4人部屋などではなく、ワンルーム、個室完備のところも増えてきています。